“火花” 読書感想
著者
又吉 直樹さん
読書時間 2時間15分
お笑いコンビ「ピース」として活動中
今や知らない人は居ないと言っても過言ではない芸人さんです。
※綾部さんはニューヨークに行ったんですよね?
今更ながら、やっと読みました。
苦悩と葛藤が常に付きまとう
常にもがいて、それでも楽しくてでも切なくて・・・
芸人としての苦悩
先輩神谷さんに出会い変わっていく自分
神谷さんに認められたくて苦悩する様
迷い自分の信念を探して、追いかけてそれでも変われない信念
売れる売れないの前に芸人であるという
普段の何気ないことも笑いに変えて、変えられて
苦悩が苦悩をよんで
葛藤が更に葛藤をよんでそれでもどこかおもしろくて
色々な感情がコロコロ入れ替わって、
読んだ後になんとも言えない脱力感に襲われました。
たぶん、感情の入れ替えが忙しくて読んでいて疲れたんだと思います。
師と言える人はいるだろうか・・・
自分の人生の中で師と言える人がいたかな・・・と考え
その時々、お手本にしたいと思う人は居ても
その人についていく!と豪語できた経験はないかな・・・
20代後半からは本に頼ることが多かったから、
誰かに相談するとか誰かに頼るとか、人と人との深いつながりみたいなものからは遠ざかっている気がする。(だんな様は別ですが)
「火花」を読んでいると人恋しくなります。
人と人がぶつかること、向き合うことのめんどうだったり
一緒にいることの安心感だったり
めんどうだけど向き合って楽しくて、でもまたぶつかって
おもしろいっていうより
人間関係っていいなって思える作品でした。
読んで良かった。